あらすじ
天才女子高生探偵・桐谷みやびは、連続殺人鬼〈ヴェール〉を追い詰め、正当防衛の末に崖から突き落とした。
しかしその死の瞬間、彼女は異世界へと転生する。
転生先は、魔法が存在する中世ファンタジー世界。
貴族令嬢ミレーヌ・クラウゼンとして新たな人生を歩む彼女は、前世の記憶を胸に秘め、探偵としての過去を封印していた。
だが17歳の春、王都で発生した連続殺人事件が、その誓いを破る。
密室で殺されたのは、死者の記憶を読み取る「記憶魔法」の第一人者。
しかも犯行現場には、前世で〈ヴェール〉が必ず残していた暗号が刻まれていた。
――殺したはずの犯人が、この世界にいる。
記憶魔法が存在する以上、完全犯罪は成立しないはずの世界で、なぜ犯人は捕まらないのか。
そして、なぜ記憶魔法の関係者ばかりが狙われるのか。
探偵と殺人鬼。
二人の転生者による、世界の理をも欺く本格推理対決が、いま始まる。