あらすじ
王立育成学園で戦術補佐を務めていたアレンは、
「非戦闘職は即戦力にならない」という制度改革により、静かに追放された。
剣も魔法も使えない。
数字に残る戦果もない。
ただ、
“戦わなくて済む判断”をしていただけだった。
学園を離れ、最低ランク冒険者として再出発したアレンだったが、
なぜか彼が同行した依頼だけ、事故が起きない。
被害ゼロ。撤退判断は的確。
いつの間にかギルドでは――
「彼がいる前提で依頼を組む」ようになっていた。
一方、アレンを切り捨てた学園は、
勝てなくなった理由に、ようやく気づき始める。
これは、
戦わないことで評価される少年が、
“必要とされる場所”を手に入れていく物語。