あらすじ
あらすじ(結末まで書いています)
第四欲求。それは食欲、性欲、睡眠欲よりも優先される個人的で根源的な欲求。
極めて少数の少女だけが先天的に備えている特性であり、それを持つ者は体内に多くのマナを宿すという特徴もあった。
マナの力で突出した身体能力を得ている彼女たちは『重力に抗う者(ウエイトレス)』と呼ばれ、人類に仇なす存在である『敵』と戦うことを義務づけられていた。
しかし、己の欲に飲み込まれてしまい、戦いはもちろん、日常生活にさえ支障をきたしている一部の少女たちは『問題児(プロブレム)』と呼ばれ、特別な環境で指導を受けることになっていた。
主人公の少年は伝説的な調査隊の生き残りであり、彼はある目的のために、とある廃校に訪れる。
だが廃校と聞いていたそこには、三人の問題児がいた。
自己顕示欲の塊で、日々アイドルを目指す活動に夢中の少女、シルエット。
希死欲という第四欲求を持ち、常に死ぬための行為を繰り返してはいるものの、前代未聞の莫大なマナを宿しているため、何があっても死ねない少女、シャリリス。
そして、自分の殻に閉じこもっている少女、糸咲(しき)。
ある日、糸咲の不本意な発言によって、シルエットは敵に討たれてしまう。
虚言欲。糸咲は口に出す言葉全てが嘘になってしまう、自分ではどうしようもない欲に支配されていた。
自分のせいでシルエットを失い、うなだれる糸咲だったが、悲しむ間もなく巨大な敵の襲撃を受ける。
いくつものやり取りを経て、少年は自分の隠していた能力、ウエイトレスに特別な力を与えることができるそれを糸咲に使い、彼女はシルエットのかたきを討つ。
戦いは終わり、一命をとりとめていたシルエットと合流し、一人の少年と三人の少女たちの物語は幕をあける。