あらすじ
朝、目を覚ました男の右手には、なぜか弾力のある柔らかい感触があった。
目を開けるとそこにあったのは、見知らぬ美女のヘソ。
さらに自分はスカートを履き、彼女の黒タイツに左腕を突っ込んだ状態で床に転がっている。
彼女は島静、30代前半のキャリアウーマン。婚約前で遠距離恋愛中。
一方の男、貝田公は失業中のデザイナー。
最悪の朝のはずなのに、なぜか会話の呼吸だけは妙に合う二人。なぜかはずむ会話に、静は戸惑いを隠せない。
“正しい人生”を歩んできたはずの彼女の中で、何かが静かにズレ始めていた。
ちゃんと生きてきた女が、ちゃんとしていない男と出会ってしまった朝から始まる、少し危険で、やけに話しやすい恋の物語。