あらすじ
村野忠人は特に秀でたところもない、クラスでも地味な存在。
三年間クラス替えもなく退屈な日々を送っている彼は、ひとつだけ楽しんでいることがあった。それが“勇者日常譚”というタイトルの小説を書くこと。
彼のクラスである三年D組にはとりわけカリスマ的な四人組がいた。
アメフト部のクォーターバック、前守剣。学年一の秀才、須磨法子。癒やし系ゆるふわ少女、宗田涼香。そしてクラスの人気者の夕島英雄。
実は彼等こそ、勇者日常譚に出てくる剣士ルギー、魔法使いリコ、僧侶ロッカ、勇者ディオのモデルだった。それだけでなく、物語そのものが三年D組をモデルにして書いたものだった。
そんな中、クラスに一人の転校生の少女がやってくる。彼女の名は姫川聖羅。忠人は早速彼女をモデルに姫のセーラというキャラを生み出す。
だけど、そんな皆を観察しながら小説を書いているうちに、彼等の意外な一面を次々と見ることになってしまい、物語は思わぬ方向に進んでいくことになる。