あらすじ
――婚約破棄?
理由は「年齢が不釣り合い」でした。
王都屈指の才媛、ミント・マリーベル伯爵令嬢(10歳)。
貴族学園を飛び級・首席卒業、魔法学院も首席で修了した天才少女でありながら、
その若すぎる年齢を理由に、王太子との婚約を一方的に破棄されてしまう。
「子供だから」という理由で切り捨てられた――はずだった。
王宮の判断により、ミントの新たな婚約者として選ばれたのは、
30歳年上の再婚公爵、グレイ・ローマン(40歳)。
前妻を亡くし、すでに三人の子供を持つ人物だった。
婚約者なのに娘扱い。
公爵家の子供たちからは妹扱い。
さらには――
「父上、まさかロリコンなのですか?」
と疑われる始末。
しかし。
有事が起これば、
ミントは圧倒的な魔法で王都を守り、
魔獣の大群を殲滅し、
瀕死の兵士すら一瞬で完全治癒してしまう。
――守られるべき存在が、守ってしまった。
その実力に、婚約を破棄した王太子は後悔し、再婚約を画策。
だがミントは、きっぱりと言い切る。
「私は、グレイ・ローマン公爵の未来の公爵夫人です!」
さらに彼女の傍らには、
ロバの姿をした不思議な相棒――ロシナンテ。
その正体は、緊急時に羽を生やすペガサスの幼生だった。
戦場ではペガサスに跨り最前線へ。
戦いが終われば、ロバに戻った相棒の手綱を引いて、静かに帰る。
これは――
「婚約破棄された天才少女」が、
役目としての“魔法少女”を終え、
自分の人生を選び直し、
未来の公爵夫人として歩き出す物語。
年の差婚約×再婚公爵×天才少女。
守られるだけのヒロインじゃ、物足りないあなたへ。
――魔法少女は、
公爵夫人になります。