あらすじ
この世界では、推理は罪。
論理は神への冒涜とされ、事件の真相は捜査ではなく
高位聖職者による**「神託(オラクル)」**だけで決められる。
公爵令嬢エリス・フォン・ロジカは、
王太子暗殺未遂の罪を着せられ、処刑台に立たされていた。
だが彼女には、誰にも知られていない秘密がある。
――前世は、日本で
“平成のクリスティ”と呼ばれた伝説的ミステリー作家・神宮寺凜子。
魔法による「不可能犯罪」。
神託が示す“犯人=自分”という結論。
そのすべてが、
三流プロットの破綻であることに、彼女は気づいてしまった。
「――編集長。
このトリックはボツですわ。伏線の回収が、あまりに雑です」
彼女の固有スキル
**【ミステリーの作法(コード・ミステリ)】**が発動した瞬間、
魔法という名のご都合主義は、冷酷な論理によって崩壊する。
これは、
“神が書いた物語”に、作家がダメ出しをする物語。
異世界転生×悪役令嬢×本格ミステリー×法廷論破――
禁忌の推理が、世界の真実を暴き出す。