あらすじ

古い倉庫の練習場所は、街の光から少し離れた路地裏にひっそりとあった。 鉄の扉が錆びつき、隙間から夜風が忍び込む。 埃っぽい空気に、弦の微かな残響と、かすかな獣の息遣いが混じっていた。 銀灰色の狼耳と尻尾を持つ少女、レオナは一人、ギターを膝に抱えて座っていた。 満月が近いせいか、金色の瞳がいつもより濃く、鋭く光っていた。 種族の違いは、音楽で埋められると思っていた。そう信じていた。 しかし、やってきたメンバーの一人のジェスの言葉が、そんなレオナの願いを打ち砕く。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/01
  • 現在の作品月影のハウリング