あらすじ

古代エジプト遺跡の発掘調査に参加した考古学者は、 年代的に存在するはずの文明の痕跡が、ある時期だけ完全に欠落していることに気づく。 戦争の記録も、王の名も、神話すら存在しない。 破壊された形跡はある。 だが、それを壊した「何か」だけが、文字にも絵にも残っていない。 発掘を進めるうち、研究者は奇妙な事実に辿り着く。 この文明は滅ぼされたのではなく、 「記録すること自体が不可能な存在」によって消されたのだと。 後世の人類が見つけるのは、 栄光でも、滅亡の物語でもない。 ただ一行―― 「この時代、何も存在しなかった」 だがその空白こそが、 人類史上最大の悲劇の証明だった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/01
  • 現在の作品歴史にならなかったエジプト