あらすじ
●あらすじ
下水道で暮らす輪紋鐘夢《ワモンベルム》は便利屋である。主に仲間や同胞からの依頼を頼りに、日々を食い繋いでいる。
ある日家でくつろいでいると、年老いたマダムから行方不明の息子を探して欲しいと依頼される。彼女を放っておけなかったベルムは依頼を受け、失踪先の中華料理店へと向かった。
そこでベルムは謎の少女と出会う。自分達と同じ肉体を持ちながら、純白に輝く白いゴキブリ。同胞達とはまるで違う存在にベルムは興味を持つ事になる。
ゴキブリの世界は過酷である。地下にはネズミがいて、地上には自分達を根絶やしにしようとする人間が跋扈し、隙あらば同胞すらも襲い掛かろうとする。明日も同じように生きられる保証は一日として無い。
名も無き生意気な少女に導かれるまま、ベルムは下水道に巣くう闇に潜り込んでいく。それは多くの同胞と人間を巻き込む、偉大なる計画の始まりだった。
これは世界で最も嫌悪される男の物語。