あらすじ

商店街の片隅、コンビニ兼コインランドリーのバックヤードで店長が死んでいた。 防犯カメラ、レジの履歴、改札の入出記録。 時刻を持つ証拠は、揃いすぎるほど揃っている。 そして結論だけが早い——「全員、犯行時刻にここにいない」。 偶然通りかかったノンフィクションライター・三枝直哉は、 現場に並ぶ複数の時計の“わずかなズレ”に気づく。 二分、一分、数十秒。誤差として捨てられる差が、 記録を証拠でなくしていく。 この事件で問われるのは、誰が殺したかより先に、 誰が「いつ」を作ったのか。 時刻が崩れたとき、完璧だったはずのアリバイが、音もなく反転する。 ——記録は真実を映す。 ただし、記録が指す“時間”が同じとは限らない。

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カクヨム
カクヨム2026/02/01
  • 現在の作品ずれた時刻の証拠