あらすじ
気象予報センターで働く白石澪は、まだ一人前とは言えない新人予報士。
外れた予報の責任に胸を痛め、深夜のデータ室でひとり悩む日々を送っていた。
そんな彼女を、なぜかいつも静かに支えてくれる先輩がいる。
無口で有能、誰よりも厳しく、誰よりも正確な判断を下す──
予報センターの“氷の男”と呼ばれる黒川晴臣。
他人には冷徹なのに、澪にだけは態度が違う。
台風接近の緊急対応で徹夜になった夜、
ライブ配信前に震える澪の手をそっと包んだ瞬間、
彼の優しさが胸に落ちていく。
「君の判断は、俺が一番信じている」
仕事の緊張と、彼の言葉の温度。
気象データよりも読めないのは、先輩の心の動き。
これは、
予報センターの片隅で、静かに降り始めた恋の物語。
有能で無口な先輩に、気づけば溺愛されていた──そんな職場恋愛。