あらすじ
「またいつか、絶対此処で会おうね、約束だよ!」
「うん、絶対に!」
ひと夏の夜空の下で交わされたこの約束は、いつしか時の流れの中で風化していった……。
人は誰でも、つらい過去や嫌な自分の一面を持っている。しかし、それを全ての人に理解してもらえるわけではない。それを理解してくれるのは同じ痛みを知る者。
自分に自信が持てない少年と、過去の辛い傷を今なお持ち続ける少女。二人の出会いは、何かを変え、それぞれの思いが夏の夜、銀河の下で一つになる時、忘れられていた約束が輝きに満ちて蘇る。
「僕なんて……」
「私なんて」
そう言い続けていた彼らは、再会を経て、自分を愛でるようになっていた。
その出会いと別れは、夏の短い夜、満天の星空が見守る穏やかな草原で……。