あらすじ

霧が出ると死人が出る――そんな噂の街で、"勇者"と呼ばれた少年が消えた。 霧が噴き出したその日を境に、英雄は目撃されなくなる。 目を覚ました少年は、廃聖堂に鉄鎖で繋がれている。 祈りの場所に、祈れない者として。 人々が求めたのは救いか、それとも欲望か。 勇者の肩書きは祝福ではなく、楔のように心身を縛り続けていた。 静寂を裂き、現れたのは、青黒い"夜"を纏う謎の男。 彼は少年を殺さない――ただ"勇者の加護"だけを殺すと言い、身体と心を侵していく。 太陽の紋は沈み、夜明けは反転する。 ――日没だ。 勇者は英雄から供物へ。 霧の街で起きている"本当の災い"と、夜明けを奪う者の目的とは――。 戻れない――日没の儀が始まる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/01/31
  • 現在の作品夜明けの檻