あらすじ

幕末の江戸外れにある篠宮剣術道場では、奥義「雪月花」を体現した者が後継者となる掟があった。道場主の嫡男・篠宮蒼一郎は、真剣勝負による継承試合に臨むが、恋人である町医者の娘・お千代への想いが、剣士としての迷いとなって彼を苦しめる。 死と隣り合わせの試合の中で、蒼一郎は「雪月花」を人を殺すためではなく、守るための剣として完成させ、勝利する。しかし彼は後継の座を辞退し、お千代と静かな暮らしを選ぶ。 やがて動乱の波は二人にも及び、蒼一郎は再び剣を抜くことになる。愛する人を守るために剣を振るい、そして彼女を守るために彼女のもとを去った蒼一郎は、最後の戦いで命を落とす。 剣も名も残らなかったが、彼の想いは「雪月花」として、人の心に静かに残り続ける。

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エブリスタ2026/01/31
  • 現在の作品『雪月花、散るとも残れ』