あらすじ
幕府公認の処刑執行役――通称「首斬り役人」。
武士でありながら穢れ役として蔑まれ、名も功も残らぬ存在。
榊原甚五郎は、その役目を十五年務めてきた。
二百近い首を、この手で斬り落としてきた男だ。
ある日、甚五郎は奇妙な噂を耳にする。
斬首されたはずの囚人が、夜の江戸を歩いているというのだ。
斬ったのは、甚五郎自身だった。
幕府はこの不可解な噂の調査を、斬った本人、甚五郎に命じるのだが……。
穢れ役として生きてきた男が最後に辿り着くのは……。
※ダークな話、残虐描写あります、ご注意ください。