あらすじ
企業研究所で働く一人のエンジニアが、自らの身体を「一つの機構」として解析した記録。
デスクワークで固まった肩や股関節。それは工学的に見れば、中心軸からオフセットし、静止摩擦が増大した「錆びついたボルト」と同じだった。
幕末の啓蒙思想家・西周(にし・あまね)の名を冠する著者が、初動負荷トレーニングを通じて、身体の違和感を物理言語へと翻訳していく。
――「肩こり」は「摩擦」であり、「睡眠」は「システム・リカバリ」である。
効率的で美しい動きを追求する、すべてのホワイトカラーへ捧げる知的身体論。