あらすじ

1530〜1550年ごろ、16世紀中期イタリアに似た、魔法が存在する異世界。
ルネサンス文化が花開き、都市国家フィレンツェがメディチ家の支配下におかれていた時代。
前世で理学部に通っていた理系女子の私は、気がつけばフィレンツェ有数の大商家『ロレンツィ家』の娘・イザベラに転生していた。
ロレンツィ家は、フィレンツェの誇る毛織物同業組合と金細工師同業組合へ巨額を出資する裕福な家門。

ある日の公爵宮殿で、公爵の息子・アレッシオ公子が私を断罪する。
「政敵の令嬢を毒殺しようとした罪により、イザベラ・ロレンツィを追放する!」
まったく身に覚えのない冤罪だけど、この時代の宮廷は権力と派閥の巣窟。
証言はねじ曲げられ、罪は簡単に作られる。

ただ一人、私をかばったのは――
『フィレンツェの赤狼(ロッソ)』と呼ばれた傭兵隊長、ルカ・ベラルディ。
16世紀のイタリアは、もはや騎士は存在していない。
都市国家は傭兵隊を雇い、戦場は金で動く。
その中で彼は、外套をひるがえして戦う名将だった。

でも、私をかばったことで、彼もまた傭兵団の職印と階級章を剥奪され、フィレンツェから追放されてしまう。

追放された私はルカをつれて、フィレンツェの北西にある私の生家の小領地、トスカーナ地方ラストラに向かう。

かつてはオリーブと織物で栄えた土地だけど、今はアレッシオ公子により財産をうばわれ、衰退していた。

私は決意する。

「……この土地を立て直す。
現代の知識と、この世界の魔法科学で――
ロレンツィ家をもう一度、フィレンツェで通用する家に戻す」

でも、資金は不足。
魔法科学を使うにも、材料が足りない。
 
荒れた領地の再興。
商人ギルドとの駆け引き、メディチ家の干渉。
ルネサンス時代の光と影が交錯するイタリアで、現代知識×魔法科学を結集し、イザベラの領地改革と恋の物語が始まる。

(※年代、国、地名、物などは史実どうりですが、登場人物は実在してません。
魔法やモンスターなど、史実にはないものもあります)

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アルファポリス
アルファポリス2026/01/31
  • 現在の作品理系女子が16世紀イタリアに似た異世界の貴族令嬢に転生。追放されたので、魔法科学で領地の文明水準を引き上げます