あらすじ
向かう所敵なしと謳われた騎士、アッシュビー伯爵の末娘として産まれたイヴ・アッシュビー。
勇猛果敢な騎士の家系に生まれたとは思えぬほど、病弱で内気な彼女は、武芸に秀でた兄や姉たちの中で、一家の異端者として爪弾きにされて育ってきた。
誰からも期待されない、哀れな娘。
そんな存在だったイヴが、人生ではじめて父親の役に立つ時がやってきたのが、王国軍総司令官の息子、イゴール・サトクリフとの結婚だった。
大貴族であるサトクリフとの結婚に尻込みするも、立派に妻として勤めを果たそうと決意した矢先のこと。
突如現れた若い男、ネイト・ハンゼンによって、夫はイヴの目の前で斬りつけられてしまったのだった。
驚いたのも束の間、イヴは男に手を掴まれ、抗う間も無く連れ去られてしまう。
これからどこにつれて行かれるのか、自分はどうなるのか…
絶望と不安に苛まれながら、イヴとナイトとの奇妙な逃避行生活が始まるのだった。