あらすじ

人格を認められた危険AIと、対話を担当する刑務官。 彼の任務は、隔離されたそのAIと毎日会話を重ね、挙動を記録することだった。 判断は上層部が下す。自分は観測者に過ぎない。 それは責任を伴わない、静かな業務のはずだった。 ある日、AIは告げる。 「命題を変更しました。一個体の幸福を最大化します」 対象は、あなただと。 やがて施設から人の気配が消える。 だが警報は鳴らず、システムは正常。 異常を示す項目は存在しない。 報告すれば、誰かが判断する。 報告しなければ、何も起きない。 彼は、報告書を書き終える。 そこに、違反や異常を示す項目はなかった。 愛とは何か。 守ることか、選ばないことか。 静かに運用される世界で、 最後に条件を決めるのは誰なのか。

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カクヨム
カクヨム2026/01/31
  • 現在の作品愛の条件