あらすじ
その音は、絶望よりも青かった。
茨城県東海村。かつてバケツで核燃料を混ぜた、あの場所で。 俺は悪魔から一本の「青いギター」を譲り受けた。 弦を弾けば俺の細胞は光に溶け、引き換えに、この国を覆う分厚い嘘が剥がれ落ちていく。
原発、道路、国防、そして「無関心」という名の呪縛。 権力者がバケツの中で混ぜ続けたドロドロの泥水を、俺のブルースが真っ青に焼き尽くす。
「日本が、死んでいく」 そう嘆く暇があるなら、俺のノイズを聴け。 本当の侵略者は、海の向こうではなく、この国を内側から食い潰す奴らだ。
身体がバラバラに崩壊する。指先が光の塵になる。 それでも俺は、最後のアンコールを止めない。
この光が消えるとき、世界は一度死に、 そして、誰にも奪えない「真実の青」が目を覚ます。
これは、俺が俺であるための、最後で唯一の反逆だ。