あらすじ
人の命も獣の命もさほど高くない江戸初期。
鳥獣の話が分かる不思議な力を持つ娘のお市は、木曽路の麓にある宿場のおつかわし屋という馬借座で、美男子の弟の藤次郎に、大番頭で祖父の右腕であった辰吉や母のお福に心配と色々な迷惑を掛けつつも、老馬のアオと甲斐犬の黒丸を供連れに、山犬に襲われていた商人を助け出すなど、人と獣を助けることに暇がない。
今日も今日とて、おせっかいの虫がむずむずと騒ぎ出し——
危ない目に会いながらも、動物たちの力を借りて何とか事件を解決していく、お市と藤次郎の姉弟が繰り広げる、和風ほんのりファンタジーとミステリー。