あらすじ
世界から切り離された「空白地帯」。
そこで青年・静は、神獣の幼体ツキと共に、
戦わず、支配せず、穏やかな日常を送っていた。
一方、教会で育った少女セリナは、
神託を受け取れないまま「聖女見習い」として祈り続け、
やがて居場所を失っていく。
祈りに応えられなかった少女と、
ただ静かに世界を整えていた青年。
出会いは偶然で、
争いも英雄譚もない。
それでも、何も起こらない日常の積み重ねが、
少しずつ世界の在り方を変えていく。
これは、
異世界の空白地帯で、戦わずに暮らすことを選んだ人々の物語。