あらすじ
母親不在の家で暮らす小学生の美鈴は、
ある日、納戸で古いお人形「プリンセス・マーガレット」と出会う。
背中のひもを引くと優しい言葉を話すその人形は、
孤独な美鈴の心の支えとなっていった。
「元気をだして、あなたは悪くない」
その言葉に救われながら、美鈴は少しずつマギーに頼るようになる。
しかし、ある日を境に、人形はひもを引かなくても話し始め、
まるで美鈴の心を読んでいるかのような言葉を告げるようになる。
さらに、美鈴の周囲では、意地悪な友達の事故、
祖母の不可解な転落など、
“偶然”とは思えない出来事が次々と起きていく。
それでもマギーはいつも言う。
「あなたは悪くない」と。
人形に守られているはずの少女は、
いつの間にか、その声に導かれるまま、
取り返しのつかない選択をしていく――。
マギーは本当に話しているのか、誰かがマギーに細工をしたのか?
謎は深まる。
優しさと狂気が静かに絡み合う、
少女と人形のサイコホラー。