あらすじ

下町商店街の片隅に、夜まで灯りをともす小さな本屋「月灯書房」がある。 元・起業家の店主が静かに店番をするこの場所には、人生に迷った人たちが、ふとした拍子に足を踏み入れる。 35歳の営業事務・高橋悠斗は、三度目の昇格試験に落ちた帰り道、上司からの電話で不合格を知らされる。 「期待されていないんだ」と心が折れかけたその夜、雨宿りのつもりで入ったのが月灯書房だった。 元起業家の店主・佐倉が差し出したのは、一冊の伝記と、自身の失敗談。 「昇格試験の結果がすべてではなく、自分が納得できる小さな改善を積み重ねられるかどうかが、道しるべになるのだと思います」 会社からの評価だけが自分の価値じゃない。 ありのままの自分をいったん受け入れ、営業資料の改善案という「小さな一歩」を選ぶ悠斗の心に、月のような灯りがともる――。 下町の本屋を舞台に、 ・昇格試験に落ちた平社員 ・夢を諦めかけたクリエイター ・育児と仕事の板挟みになった親 ……など、様々な悩みを抱えた人たちが、本と店主との出会いを通して「人生を少しだけ動かしていく」連作短編です。 ※なろうにも同時連載中

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カクヨム
カクヨム2026/01/30
  • 現在の作品下町の本屋で、人生が少し動き出す