あらすじ
目指すゴールは「無罪」と「復職」。
――脱獄しない異世界転生者が、牢獄の中から逆転を狙う物語。
七海 歩(ななみ あゆむ)は、女神の加護もチート能力も持たない異世界転生者。
ただの「普通の人」として生まれ落ちた彼は、この世界での人生を
転生者《セブン》として真面目に、誠実に生きることを選んだ。
努力だけを武器に、彼は王国近衛兵にまで上り詰める。
――だがある日、王宮内の陰謀に巻き込まれ、運命は一変する。
王妃殿下への無礼という冤罪。
証言した侍女は事件翌日に退職し、王妃は沈黙。
そして都合の悪い証拠は、すべて消え去った。
仄暗い石牢に投げ込まれ、完全に孤立するセブン。
近づく足音と松明の灯りは、救いか、それとも口封じか。
それでも彼は、脱獄を選ばない。
なぜなら脱獄した瞬間、自らが「本当の罪人」になってしまうからだ。
王に無罪を認めさせ、近衛兵として復職する。
そのためにセブンは、牢獄の中から王国の闇と陰謀に立ち向かう。
圧倒的不利な状況で、
彼はこの冤罪を、どう覆すのか――。