あらすじ
「今日は一日中雨が降るそうですよ、店長」
「うん、読書日和だね」
空を覆った雲が雨音を奏でている。
そんな中、私はいつものように彼お気に入りの甘いミルクティーを入れる。
どこかの街に存在しているこの本屋、ここに並ぶ本はだだ一冊。
お客としてたどり着く迷い人のためにあるのだ。
かつての私もその一人だ。
雨の日、店長に拾われて今は住み込みの店員として働いている。
ここは自分の人生を見失ってしまったものだけがたどり着ける場所。
これは、本を愛する全ての人に贈る、優しくて少し不思議な救済の物語。