あらすじ

右腕には、火傷の痕がある。 幼い頃の事故で負ったケロイドは、今も指をうまく開かせてくれない。 そのせいでいじめられ、うつむいて歩いた帰り道。 高校二年の大那 麦(おおな むぎ)は、事故で命を落とした。 ――目を覚ますと、山の中だった。 知らない空気。知らない森。 そして、体は軽いのに、右腕だけが「前と変わらない」。 巨大な獣の爪を、その右腕が止める。 これは、傷痕とともに生きてきた少年が、 自分という存在に触れていく、静かな旅のはじまり。

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小説を読もう2026/01/30
  • 現在の作品綴の逍遥綴(つづりのしょうようてつ)— 旅する二人が、世界を少しずつ綴っていく話 —