あらすじ
「属性適性――ゼロ。……目障りだ。そんな欠陥品、俺の視界に入れるな」
フィランテス王国の王子が独断で行った『勇者召喚』。
呼び出された少女・ニーナは、王宮魔導士を遥かに凌ぐ規格外の魔力を持ちながら、一切の属性を持たない「無能」の烙印を押されてしまう。
口封じのために地下牢へと捨てられたニーナ。
絶望に震える彼女の前に現れたのは、山奥で「精霊」を研究する孤高の魔女・サラだった。
「適性がない? だったら、私がその魔力の使い道を作ってあげるわよ」
魔女が差し出したのは、濁った魔力を輝きへと変える未知の魔導具――
それは、捨てられた少女が世界の常識を塗り替えていく、逆転の物語の始まりだった。
失われた記憶。王国の思惑。そして、少女の内に眠る「煌めき」の正体とは。
――無色の魔力は、宝石の光を纏い、運命を切り拓く。