あらすじ
「リィンコール」――心の中で会話ができる、最新の通信デバイス。
高校二年生のナツキは、「人格当番」のため、三年ぶりに東京へ戻ってきた。
「人格当番」とは、人格者と観測者でペアを組み、「リィンシステム」に溜まった「不協和」を解消する仕事。
人格者のハルは月に一度、自らの人格を犠牲に、システムの調和を試みる。
入れ替わる人格、刷新される記憶の中で、たどり着いた「真実」とは――?
◆CHARACTER
井川 夏樹(イカワ ナツキ)
観測者。
心優しく真面目な少年。
三年ぶりに東京へ帰郷する。
柔らかな物腰で人の話を聞くことが多く、対立を避ける傾向がある。
ある出来事がきっかけで観測者になったものの、本人さえ動機は曖昧。
極度の機械音痴で、携帯電話は通話のみ。
趣味:料理/友達と過ごす時間
春田 花純(ハルタ カスミ)
人格者。
独特の感性を持つ、不思議な佇まいの少女。
口頭での会話が苦手なため、物静かに見えるが、「リィンコール」では誰よりも滑らかに想いを伝える。
人格当番に対する抵抗感も皆無。
リィンシステム社に命の恩人がいるらしい。
趣味:「スミにゃん」グッズの収集/空を見ること
浅野 秋人(アサノ アキヒト)
観測者。
陽気な性格のイケメン男子。人当たりが良く遊び好きのため、男女問わず友達が多い。
ナツキに学園案内をしたり、歓迎会を開くなど切符のいい一面も。
体育と美術は得意、授業は“寝るか写すか”が基本スタイル。
趣味:ゲーム全般(特に麻雀)/洋服のコーディネート
冬賀 真希(トウガ マキ)
人格者。聡明で行動力にあふれる少女。
「夢は掴むもの」という信念のもと、自分が信じた道を突き進む。
落ち着きがなく、暇さえあれば仕事を探して学園中を走り回っている。
資産家の家庭に生まれながら、その環境には複雑な思いを抱いている。
趣味:資格勉強/好きな人と過ごす時間
紫原 志貴(シハラ シキ)
5月に転校してきた、ミステリアスな少女。
冷静沈着で論理を重んじる。
ナツキやハルに意味深な接触を繰り返し、彼らの内側を探るような言葉を残す。
冷たい瞳の奥に、誰にも言えない任務を抱えているらしい。
趣味:一人チェス/論語を読むこと