あらすじ
無才と呼ばれ、王宮の片隅で静かに魔導研究に没頭していた第三王女エレノア。
政略のために結ばれた婚約相手は、美貌と実力を兼ね備えた若き騎士アレクだった。
だが、隣国ヴァルハルトとの戦争が始まり、
エレノアは“魔導の将”として戦場に立つことを選ぶ。
力で押し潰す魔導を是とする国と、
人が理解し、制御するための魔導を信じる王女。
魔導兵装、戦術、思想――
すべてを賭けた戦いの中で、
騎士は剣に覚悟を託し、
王女は言葉と理で世界に立ち向かう。
これは、
「無才」と呼ばれた王女が時代を動かし、
一人の騎士がその背を支え続けた物語。
静かに、確かに、
世界は脈動し始める。