あらすじ
中学二年生の「私」(未来)は、クラスカースト最下層の目立たない少女。唯一の友人である前田結海が、カースト頂点の山本綺羅理とその取り巻きたちから体育館裏でいじめを受け、不登校になってしまう。私は隠れて現場を目撃していたが、恐怖で助けることができなかった。
結海を傷つけた綺羅理への憎悪から、私は復讐を決意する。綺羅理を観察し、彼女が密かに音楽室でピアノを弾いている秘密を発見。脅迫状を送り、校内に綺羅理の「本性」を暴露するポスターを貼るなど、段階的に彼女を追い詰めていく。
しかし事態は予想外の方向へ進み、綺羅理は自殺未遂を起こす。電話をくれた結海は「復讐しても何も解決しない」と私を止めようとするが、もう遅かった。私は守ろうとした結海とは別の被害者を生み出してしまった加害者となる。
最終的に、結海の提案で二人は綺羅理に謝罪に行く。そこで綺羅理も自分の弱さを告白し、三人は和解する。物語は「魔法のない世界」で傷つけ合いながらも許し合い、前に進んでいく決意で終わる。