あらすじ
(登場人物)
・沙織 主人公(語り手)25歳:妹。穏やかで繊細な女性。結婚生活に悩みを抱えながらも、義兄の貴志への想いを秘めていた。後に離婚し、貴志と再婚。母となる。
・貴志 義兄38歳: → 恋人 → 夫 。沙織の姉の元夫。落ち着いた大人の男性。沙織に対して長年秘めた想いを抱いていた。離婚後、沙織と再会し、再び愛を育む。
・沙織の姉35歳:貴志の元妻。沙織より10歳年上。冷静で大人びた女性。貴志との関係はすでに冷めており、離婚後は沙織との関係を再構築する。
・沙織の元夫28歳:沙織の前夫 忙しさと浮気、セックスレスにより沙織との関係が破綻。離婚に応じるが、貴志との関係を知り修羅場を引き起こす。
・悠人:沙織と貴志の長男 。最終話で登場。小学生。明るく元気な男の子で、ふたりの愛の結晶。家庭に笑顔と希望をもたらす存在。
(あらすじ)
年末、沙織は炬燵の中で義兄の貴志と偶然足が触れ合ったことをきっかけに、長年心に秘めていた想いを自覚する。姉の夫である彼との背徳の関係に戸惑いながらも、互いの気持ちは抑えきれず、雪の夜に一線を越える。
それから十年。沙織は夫との冷え切った関係に悩み、夫の浮気とセックスレスに苦しむ日々を送っていた。そんな中、貴志からの再連絡が届き、ふたりは再会。再び心と身体を重ね、沙織は離婚を決意する。
しかし、夫にスマホを見られたことで関係が露見し、姉を巻き込んだ修羅場に発展。四者が向き合い、過去と感情を整理しながら、それぞれが納得のいく形で別れと再出発を迎える。
その後、沙織と貴志は新生活を始め、長男の悠人を授かる。数々の困難や社会の視線を乗り越えながら、ふたりは絆を深め、十年後には穏やかな家庭を築いていた。
物語は、春の朝に悠人を見送るふたりの姿で幕を閉じる。あの炬燵のぬくもりが、今も心の中に灯り続けている。