あらすじ

戦国乱世、数多の英雄が覇を競った時代。 歴史の表舞台には記録されなかった、二振りの「最強の槍」があった。 一人は、可児才蔵(かにさいぞう)。 主君を次々と変え、組織に縛られず、討ち取った敵の首に笹を含ませて戦場を駆けた「野生の槍」。 一人は、後藤又兵衛(ごとうまたべえ)。 忠義に生きるも主君に疎まれ、奉公構(ほうこうがまえ)という名の鎖に繋がれながら、牙を研ぎ続けた「理性の槍」。 「カニ」と「亀」。 対極の生き様を選んだ二人が交錯したのは、若き日の京の竹林と、乱世の終わりを告げる大坂の陣――その二度だけだった。 これは、畳の上での大往生を夢見た男が戦場で仁王立ちとなり、 戦場での死を宿命づけられた男が静寂の中で正座して散るまでの、 魂の物語。 霧深き道明寺の戦いで、歴史が隠した「真実の友情」がいま、明かされる。 ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

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小説を読もう2026/01/30
  • 現在の作品双璧の槍 ―笹と亀―