あらすじ

大学で映画オタ活がしたくて映画サークルに入った花村夕凪(ゆうな)は、男だけの空間で何もしていないのに「姫っぽい雰囲気」と勝手に誤認され、外野の男女が面白がって噂とスクショで焚きつけたせいで、部内は空気で崩れていく。 否定しても燃料にされ、いつしか夕凪は「サークルクラッシャー」の冤罪を着せられて孤立——その怒りは「どうせ私のせいにするなら、私が本物になってやる」という歪んだ決意に変わり、噂をばらまいていた“無責任な他人”が属するサークルを狙い、対立の火種をわざと可視化して次々と空中分解させていく。 ところが次の標的に選んだ男子だけの漫画研究会(まんけん)では、誰も夕凪の外見や噂に興味を示さず、二次元と2.5次元に恋する男たちは原稿と推しの話しかしない——姫にも悪女にもなれない場所で、夕凪は初めて「人間関係」ではなく「作品の工夫」を評価され、壊す快感がほどけていく。 外野がまんけんにも火をつけに来た時、夕凪は過去の破壊を自白し、もう一度“空気”に飲まれかけるが、会長の条件はただ一つ「作品で償え」。 夕凪は編集力と映画的な見せ方で合同誌と文化祭企画を成功させ、さらに「女子が入りたがらない理由」を言語化して見学導線と批評ルールを整え、初めて女子部員を迎える。 噂の中心に立たされ続けた彼女は、最後に自分の手で“安心してオタ活できる場”を作り、漫画研究会を女子も混ざれる漫画サークルへ変えていく——これは、壊した女が、居場所を作り直す物語。

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カクヨム
カクヨム2026/01/29
  • 現在の作品オタサーの姫にされたので、空気ごと壊します。〜推ししか見ない男たちの漫画研で、噂の中心を降りるまで〜