あらすじ
失敗の記録だけが残る、奇妙なゲームを見続けていた高校生、ユウ。
最後に表示された“更新”という選択肢を押した瞬間、
彼は法則〈ロウ〉が支配する異世界へと転移する。
この世界では、人も運命も「正しい失敗」として保存されていく。
やり直しは許されず、救えなかった選択はそのまま歴史になる。
ユウは知らない。
自分が“世界を更新する存在”であることを。
ただ、胸の奥に残る違和感だけが、
この世界が一度終わっていることを告げていた。
出会ったのは、
静かで献身的な少女、エイル。
敬語で距離を保ちながらも、
誰よりも彼を信じ、隣に立つヒロイン。
仲間との戦い、笑える日常、少しずつ縮まる距離。
しかしその先に待つのは、
「語ってはいけない記憶」と
「受け入れられた死」。
もし、世界が失敗を正しいとするなら。
もし、最愛の人がその結末を選んだなら。
――それでも、君は更新するか。
これは、
失敗の先で“誰かを選ぶ”物語。
優しいラブコメから、取り返しのつかない絶望へと転がり落ちる、
更新者の異世界譚。