あらすじ
「カンニングをした不正者との婚約は破棄する!」——期末試験直後、王太子エドワードから突然の断罪を受けた侯爵令嬢リリアーナ。傍らには涙ながらに被害を訴える男爵令嬢エミリア。周囲の生徒たちは手のひらを返し、三年間の努力で掴んだ首席の座が「不正」の一言で踏みにじられようとしていた。だが——全科目首席の私が、下位三割の答案を写す理由がどこにある? しかも私の席は三列目、エミリアの席は最前列。背を向けた二列前の答案を、どうやって覗き見ろと? 泣き寝入り? 弁明? そんな暇はない。三年間かけて法律を調べ、制度を学び、証拠を集めてきた。すべてはこの理不尽な茶番劇を、論理と証拠で完膚なきまでに粉砕するために。愚かな王太子と三流女優の浅知恵など、私の敵ではありませんわ。これは、知性と努力で運命を切り拓く令嬢の痛快逆転劇。