あらすじ

占いに来る人って、だいたい同じ顔をしています。 迷っている顔、ではありません。 もう決めてしまった人の顔です。 占いは、未来を当てるものではありません。 進む道を選ばせるものでもありません。 ただ、今どこに立っているかを、はっきりさせるだけです。 問題は、その「はっきり」が起きたあとです。 人は一度、道の形を見てしまうと、 見なかった頃には戻れません。 ここに収めた話は、 占いによって何かが起きた記録ではありません。 占いによって何も起きなくなった人たちの話です。 もし、あなたが今、 「占いなんて信じていない」と思っているなら。 どうぞ安心して読んでください。 信じていない人ほど、 いちばん深く、道に足を取られますから。

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カクヨム
カクヨム2026/01/28
  • 現在の作品柔く毀れる道標~占い師・壱真審の相談者たち~