あらすじ
剣も魔法も使えないまま異世界転生したユイト。絶望しかけた彼のステータスに表示されたのは、なぜか 【育児:S】 の文字だった。
この世界では赤ちゃんの泣き声が魔力を暴走させ、町を揺らす“災害”扱い。司祭は封印を唱え、騎士は抱っこに敗北し、母親は疲れ果てていた。
しかしユイトがしたのは、服を一枚脱がせ、ミルクの温度を整え、安心する抱き方で背中をトントンするだけ。たったそれだけで泣き声が止み、町の空気が静かに戻っていく。
泣く理由を“呪い”ではなく“気持ち”として受け止めたユイトは、気づけば辺境の宿屋で育児相談所を開くことになり――。
最強スキルが「育児」だった男の、戦わないのに世界を救う物語。