あらすじ
天使と言われると、ミカエルやガブリエルより先に彼女のことが思い浮かぶ。
咲乃原 ルリア。
ロシアと日本のハーフで日本人らしく小柄で、ロシア人らしく白髪を束ね、圧倒的な容姿ゆえに天使と呼ばれている超絶美少女。
性格も明るく、いつもニコニコとしており、見た目もそうだが性格も含めて、天使という名に相応しかった。
そんな彼女と小中高大と一緒の学校に通っていたものの、小学生の低学年の頃に一時期遊んでいたが、しかしながらそれ以降は接点は全くなく、これからも接点はないと思っていた。
そんなある日のこと。
バイト終わりに家に近くのパチ屋に入ると、奥の方で一人、フードを深く被り、メガネにマスクをし、強盗スタイルで台に向かい合う一人の女の子がいた。
何となくその子に目が行ってしまう。
すると、こちらの視線に気づいたのか、チラッと視線を向けてくる。
うわ、怖っ…と適当な台に座り打ち始めると、さっきの人が隣に座ってくる。
「あんた、パチ好きだったんだ」
そう声をかけてきたのはいつもの彼女とは喋り方も声のトーンも全く違う天使だった。