あらすじ
「こんな役立たずのオメガ、野垂れ死ねばいい」
村一番の薬師でありながら、劣性オメガとして虐げられ、冬の森へ捨てられた青年リヴィ。
凍える手で彼が拾ったのは、深手を負った巨大な白い獣――もふもふの雪豹だった。
「大丈夫、僕が治してあげる」
献身的な看病で心を通わせる一人と一匹。孤独だったリヴィの布団は、温かい獣の体温と甘いムスクの香りで満たされていく。
だが、その愛らしい「シロ」の正体は、国の英雄でありながら呪いを受けた冷徹なアルファ公爵ザイラスで……!?
「俺の番に手を出す愚か者はどいつだ」
もふもふ甘々な日々から一変、最強のスパダリ公爵による国を巻き込んだ溺愛と救済、そして虐げてきた村人たちへの痛快な逆転劇が幕を開ける!
※本作品には、一部性愛を想起させる表現や軽度の暴力描写が含まれます。15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
【登場人物紹介】
◆リヴィ
実家の薬屋を追い出された不遇なオメガ。繊細で美しい容姿を持つが、ボロボロの服で隠れている。類稀な薬の調合技術を持つ。優しく芯が強い。自身のフェロモンが薄いことをコンプレックスに思っている。
◆ザイラス(シロ)
王国の筆頭公爵にして英雄。強大な魔力を持つアルファ。ある呪いにより巨大な雪豹の姿になっているところをリヴィに救われる。人間時は長身で圧倒的な美貌と威圧感を持つが、リヴィには甘い。
◆村長
リヴィを虐げる村の支配者。強欲で古い因習に囚われているベータ。