あらすじ
【全5話 本日完結】掌を焼くバッテリーの熱、液晶にぬちゃりと張り付く指の脂。 そして、背後のドアの隙間からこちらを覗く、剥き出しの巨大な眼球。
深夜、絶望的な不快感の中で俺がログインしたのは、現実世界の『恐怖(ストレス)』を『攻撃力』に変換する狂った異世界だった。
ヤンキーエルフにカツアゲされ、魔王軍の殺気に震え上がるほど、俺の聖剣は臨界突破して輝きを増す。 「おーい! そっちの世界で一生ビビりながらスマホ弄ってるお前ら、せいぜい頑張れよなw」
読者を煽り倒し、絶頂の異世界生活を満喫する俺。 だが、俺は気づいていなかった。 このチートスキルが孕んだ、ある「最悪の矛盾」の存在に。
幸福を掴むほどに、俺の足元は崩れ去っていく。 すべてを失う「電池切れ」の瞬間、俺が目にした光景とは。
これは、最高に不気味な導入から始まり、読者の掌に「呪い」を伝染させるメタ・ファンタジー。