あらすじ

人と魔族、その禁忌の血から生まれた忌み子―― アーシェ・ヴァルトハイムは、王国にとって「希望」ではなく、ただの使い捨ての兵器だった。 感情を奪われ、愛を教えられず、 魔王を殺すためだけに育てられた少年。 十八歳の誕生日、彼は魔王城への特攻を命じられる。 死ぬために。 しかし出陣前夜、偶然聞いてしまった父と宰相の会話が、 彼の運命を決定的に変える。 ――最初から、生きて帰るつもりなどなかった。 ――魔王を削るための「弾」に過ぎなかった。 ――たとえ生還しても、処分するつもりだった。 全てを悟ったアーシェは、魔王の前で剣を捨てる。 そして告げる。 「俺を、お前の右腕にしてくれ」 人類最強の対魔王兵器は、人類そのものを憎んでいた。 王子の名を捨てず、あえて背負ったまま、 彼は“裏切り”を選ぶ。 これは、 救われなかった子供が、世界そのものに復讐する物語。 人族最高の希望は死に、 魔王軍最悪の怪物が誕生する――。

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小説を読もう2026/01/28
  • 現在の作品人族を裏切った王子、魔王の右腕となって人類を蹂躙する