あらすじ
父と話すために使ったのは、線香でも祈りでもなく、IPv6だった。
そこから始まった、霊界という名の巨大なITサービス。
サブスク、プレミアム会員、規約、解約手続き、メルマガ配信。
死後の世界は、思っていたよりもずっと現世に似ていた。
そして私は、毎回「おかしい」と思いながら、なぜか言われるがまま契約し、課金し、納得してしまう。
可笑しくて、理不尽で、ときどき少しだけ優しい。
霊界と現代社会の境界線を描く連作短編シリーズ。
※当初は「IPv6で親父に会う方法」というタイトルでしたが、話が増えたので変更しました。