あらすじ

西暦三〇〇〇年。 地球は、空の向こうから現れた異形の存在によって、 取り返しのつかない傷を負った。 侵略は一方的で、抵抗は意味をなさず、 大陸の一部は、地図から消えた。 それでも、人類は滅びなかった。 いや――滅ぼされなかっただけだった。 去り際、侵略者は告げる。 ――「十年後、また来る。それまでに成長を見せろ」。 その言葉を前に、人類が選んだのは、 自らを変えるという選択だった。 人の限界を超えるための計画。 身体に手を加え、可能性を引き延ばし、 “対抗しうる存在”を生み出そうとする試み。 だが、その代償は大きかった。 最初の実験を生き延びた者は、ほんのわずか。 生き残った者たちは、 もはや「人」と呼ぶには、少し違っていた。 人々は畏怖と恐怖を込めて、 彼らを――七つの終末と呼ぶ。 口数の少ない黒髪の青年も、その一人。 過去も、正体も、語られることはない。 人類は、生き残るために何を捨てたのか。 そして、その選択は本当に“正解”だったのか。 終わりに抗う物語が、静かに始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/01/28
  • 現在の作品七つの終末(The Seven Ends)