あらすじ
「先生の人生、借金ごと僕が買い取りました」
12歳下の天才ピアニスト×すべてを失った元女講師。 狂おしいほどの執着愛に溺れる、極上のシンデレラストーリー。
【あらすじ】
「今の私は、あなたが知っている先生じゃない。ただの薄汚れたおばさんよ……」
かつては将来を嘱望されたピアニストであり、
ピアノ教室の講師だった冬月紬(38)。
しかし、クズ夫の裏切りにより多額の借金を背負わされ、現在は深夜の工場と清掃のアルバイトで食いつなぐ日々。
夢も、誇りも、女性としての輝きも、泥にまみれてすべて失っていた。
そんなある夜、清掃に入ったコンサートホールで、紬は運命の再会を果たす。
ステージの中央で喝采を浴びていたのは、かつての教え子であり、今や世界的な天才ピアニストとなった一ノ瀬律(26)だった。
「見つけた。……僕のミューズ」
住む世界が違いすぎる彼から逃げようとする紬。
しかし律は、衆人環視の中でステージから飛び降り、紬の荒れ果てた手を跪いて愛おしそうに口づけたのだ。
「逃がしませんよ、先生。12年間、あなただけを探していた」
その夜、律は紬の抱える1800万円の借金をたった一秒で完済する。 対価として彼が求めたのは、体ではない。
「僕のそばで、ただ愛されること」だけ。
最高級のスイートルームでの監禁に近い同居生活。 労働で傷ついた指先への、甘く執拗なハンドケア。
そして、ピアノという楽器の上で奏でられる、言葉よりも雄弁な愛の告白。
「先生のすべてを、僕の色で上書きしたい」
かつての可愛い教え子は、いつの間にか誰も逆らえない「支配者」となり、冷え切った紬の心と体を、重すぎるほどの愛で溶かしていく――。
なぜ彼は、ここまで紬に執着するのか?
そして、自分を卑下し続けてきた紬が、彼の腕の中で取り戻す「本当の自分」とは?
指先から始まり、魂まで絡め取られる。
逃げ場のない幸福に浸りたいあなたへ贈る、至高の救済ロマンス。