あらすじ
神樹歴425年、新王国エルヴィアに一人の王子が生まれた。名をユーリ・エルヴィアという。
ユーリが10歳になった日、新王国は魔物の大群に侵され滅びてしまった。
辺りが火に包まれ、城が崩れて絶望の中で少年は呟く。
「英雄なんて……いないんだ」
憧れていたたった一人で全てを覆してしまうような英雄は所詮"物語"の人物だということを知った。
「……いないなら……僕がなろう」
絶望は覆すものだ。自分が憧れた英雄たちはたとえ嘘だろうと、物語の中だろうと絶望を希望に変えてみせた。ならば彼らに憧れた者としてその道をなぞろうと決意をみせた。
「……行こう」
生き残りは王子と少女。これより始まるは人類の敗戦記では無い。今より始まるは"英雄神話"。一人の少年が英雄になる物語である。