あらすじ
高校三年生で幼なじみの『僕』と『私』は、出航が間近に迫った夜、二人きりで舟から抜け出し、二人にとっての想い出の場所に来ていた。遠くから舟の汽笛が聞こえる。この汽笛が三回鳴ったら、それが出港の合図であり、舟に戻らねばならなかった。なぜか『僕』の頬に傷ができていたが、『僕』ははぐらかすばかりで理由を言わなかった。二人は、それぞれ別々の舟に乗ることになっていた。親が『お金持ち』の『僕』は上等な舟、孤児で『貧乏』な『私』はオンボロな舟に乗り、行き先の違う宛のない旅をする。夜空には、満点の星が輝いていたー
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『フラグ・クラッシャー 勝一《運命の覚醒》』の作者がおくる、10分で読める短編小説。コロナ禍の今だからこそ伝えたい、珠玉の青春ドラマ。