あらすじ
追放された聖女リーネが辿り着いたのは、王都から遠い辺境の小さな村。
やっと静かな暮らしができると胸をなで下ろし、「今度こそちゃんと寝る」とスローライフを始める……はずだった。
ところが夜になると、薬草が苦い、子猫が寒そう、腰が痛い、赤ちゃんが熱っぽい――小さな困りごとが次々に舞い込んでくる。
「寝たいのに、助けちゃう」癖が抜けないリーネは、優しさのせいで寝不足まっしぐら。
さらに夜霧の魔物のせいで子羊まで眠れないと知り、見回り役の青年ガルドと一緒に夜の草原へ向かうことに。
ようやく静かな魔法で夜を落ち着かせるが、帰宅した途端に限界が来て――。
頼ることを覚えた聖女の、“寝不足から始まる”あたたかなスローライフ。