あらすじ
「おい、震えてんぞ」
屋上で抑制剤を過剰摂取していた僕を見つけたのは、学校一の「狂犬」と呼ばれる不良アルファ、桐島蓮だった。
生徒会副会長として完璧を演じてきた月代凪(オメガ)の秘密は、最悪の相手にバレてしまう。
しかし、蓮は脅すどころか、凪をいじめや偏見から守り、手料理で餌付けし、さらには「巣作り」までして溺愛し始めて……!?
狂犬アルファ×強がり優等生オメガ。
金木犀とシダーウッドの香りが織りなす、極上のスクールラブ・オメガバース。
※この作品には、性的描写、暴力描写などの表現が含まれています。15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
【登場人物紹介】
◆桐島 蓮(18歳)
種性:アルファ
鋭い目つきと長身、ぶっきらぼうな物言いで「狂犬」と恐れられる学校一の有名不良。しかし実際は面倒見が良く、料理が得意という家庭的な一面も。群れることを嫌い、屋上を根城にしている。オメガやベータを見下す風潮を嫌っている。凪の隠された苦悩にいち早く気づき、不器用ながらも守り抜こうとする。
匂い:深く落ち着くシダーウッドと、微かな煙草の残り香。
◆月代 凪(18歳)
種性:オメガ(周囲にはベータと偽装中)
生徒会副会長を務める才色兼備の優等生。整った容姿と柔らかな物腰で人気があるが、実はオメガであることを隠すために強力な抑制剤を常用している。過去のトラウマから「完璧でなければ捨てられる」という強迫観念に囚われている。蓮との出会いにより、凍り付いた心が溶かされていく。
匂い:普段は無臭(抑制剤のため)。本来は甘く切ない金木犀の香り。